狩猟免許を受けるとき、多くの人が不安に感じるのが「実技試験」。
でも安心してください。実技試験は体力勝負ではなく、安全意識と正しい手順を見られる試験です。
この記事では、初めての方でも合格できるように、わかりやすくステップごとに解説します。
実技試験の内容は3つに分かれる
狩猟免許の実技試験は、免許の種類によって少し異なりますが、基本的には次の3項目です👇
| 区分 | 試験内容 | 主なチェックポイント |
|---|---|---|
| 銃猟免許(第1・第2種) | 銃の分解・組立、安全確認、射撃姿勢など | 銃口の向き、引き金に指をかけない、安全確認の声出し |
| わな猟免許 | わなの設置・作動確認・標識の取付 | 誤作動防止、安全ピンの扱い |
| 網猟免許 | 網の使用・収納・捕獲方法 | 投網の使い方、鳥を傷つけない配慮 |
💡どの試験でも共通して重視されるのは「安全」です。
試験官は「危険な人を落とす」よりも「安全に扱える人を合格させる」ことを目的としています。
ステップ①:予備講習会に参加しよう
実技試験に合格する最短の方法は、予備講習会に参加することです。
講習会では、実際に試験と同じ内容を体験できます。
講習会で学べること👇
- 銃の分解・組立(模擬銃を使用)
- わなの設置手順と安全確認
- 「安全です」「弾を抜きました」など声かけ練習
- 網の使い方や収納方法
👉 動作を見て覚えられるため、独学よりも理解が早いです。
ステップ②:安全確認は必ず「声」に出す
実技試験で一番大事なのは安全確認の声出しです。
たとえば銃猟免許の場合、以下のような掛け声を行いながら手順を進めます👇
- 「弾は入っていません」
- 「安全装置、確認しました」
- 「銃口は安全な方向です」
声に出すことで、試験官に「安全意識の高い人だ」と伝わります。
たとえ動作が完璧でなくても、声出しを忘れなければ大きな減点にはなりません💡
ステップ③:動作手順を正確に覚える
動作はスピードではなく順序が大事です。
以下は銃猟免許の例です👇
1️⃣ 銃を受け取る(銃口を下に向ける)
2️⃣ 弾が入っていないか確認
3️⃣ 安全装置を確認
4️⃣ 銃を組み立てる
5️⃣ 銃を構えて目標方向へ向ける
6️⃣ 射撃姿勢をとる(引き金に指をかけない)
7️⃣ 終了後に安全確認してから銃を置く
このとき、動作ごとに「安全です」「確認しました」と声を出すのがポイントです。
ステップ④:わな猟・網猟の注意点
🔧 わな猟の場合
- わなの仕組み(くくり・はこ・はこ落としなど)を理解する
- 誤作動を防ぐために「安全ピン」を最後に外す
- わなには標識(免許番号・氏名)を必ず付ける
💡試験では、わなの構造よりも「安全な設置方法」を見ています。
🕸 網猟の場合
- 網を丁寧に扱い、鳥を傷つけないこと
- 投げ方・収納の仕方を落ち着いて実演
- 捕獲後の安全確認も忘れずに
💡網を勢いよく投げるよりも、ゆっくり・確実・静かにが合格のコツ。
ステップ⑤:安全管理試験にも注意
すべての免許に共通するのが「安全管理試験」です。
写真や模型を見て、どこが危険かを答える問題です。
例題👇
- 銃口が人の方向を向いている
- 弾が装填されたまま置かれている
- わなが道路のすぐ横に設置されている
👉 写真を見て「どこが危険で、どうすれば安全か」を説明できるようにしておきましょう。
ステップ⑥:心構えと練習のコツ
✅ 動作はゆっくり・ていねいに
✅ 声に出して安全を確認
✅ 分からなくても焦らず「確認してよろしいですか?」と伝える
✅ 落ち着いた態度が一番の合格ポイント
実技試験は、「安全意識がある人」を評価する試験です。
間違っても焦らず、丁寧に対応することで十分合格できます💪
🌟 まとめ:実技試験は「安全第一」で挑もう
狩猟免許の実技試験は、力やスピードではなく「安全な行動」が求められます。
- 予備講習会で体験しておく
- 声に出して安全確認を行う
- わな・網の扱い方を丁寧に
- 落ち着いて手順通りに進める
これを意識すれば、初心者でも十分合格できます✨
🦌 筆記試験の勉強法はこちら👇
➡ 狩猟免許の筆記試験に合格するための勉強方法【初心者向け完全ガイド】


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